ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2021年11月06日

台風20号後の森で

20211106シマゴショウとシマオオタニワタリ.jpg2019年の大型台風と同じような進路と勢力の予報だった台風20号ですが、通過が早かったためか被害が少なく済みホッとしました。しかしながら南崎・乳房山・石門等では堅い木が強風でねじれ折れたりした様子で、あらためて台風の猛烈な風の力に驚きました。画像は樹高10mほどの高さの枝に着生したシマオオタニワタリとシマゴショウですが、台風の強風に持ちこたえていてホッとしました。シマゴショウはコショウ科の固有植物ですが、特に母島の湿性高木林に多く見られます。ペペロミアで検索すると世界中に仲間があるのがわかります。
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2021年10月24日

硫黄島の沈没船

20211024硫黄島の沈没船 (002).jpg最近、日本各地で地震や火山活動等があることや、今年8月に福徳岡ノ場で大規模な噴火があったことなどから、先日のTV番組で硫黄島の沈没船について報道があったようです。硫黄島の隆起によって沈没船がむき出しになっているという情報のようでしたが、それはずっと以前からのことです。画像は2006年に小笠原村の硫黄島訪島事業(墓参と慰霊祭)で硫黄島を訪れた際に撮影したものですが、そのときもこのような状態でした。最近の同じアングルでの写真があれば比較できますが、急な隆起によって起こったことではないことをお伝えしておきます。
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2021年10月12日

ミラクルフルーツ

20211012ミラクルフルーツ .jpg酸っぱいものを食べる前にこの実を食べると甘くなると言われる「ミラクルフルーツ」の苗を植えたのが今から10年ほど前。今年やっと実が付き、この1ヶ月間ほど次々と収穫しています。ミラクルフルーツは熱帯原産の小低木で、アカテツ科の樹木です。コーヒー豆くらいの大きさの実が付きますが、赤くなった実を飴玉を舐めるように口の中で1〜2分間転がし、種だけ吐き出したあとに酸味があるものを食べると甘く感じられます。ミラクルフルーツの成分の「ミラクリン」による作用だということですが、酸っぱいレモンを丸ごと1個食べきってしまった知人がいます。母島農協でも時々レモンとセットで販売されていることがあるので、見かけたら是非体験してみてください。
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2021年10月08日

秋の常連さん

20211008ヒメアカタテハとオオバナセンダングサ .jpg10月になり風が強い日が続いています。こんな日が続くと母島には秋の常連さんたちがやってきます。少し早めにやって来たのがオオバンやオナガガモ等の冬の渡り鳥、そして先日見かけたのがアカタテハとヒメアカタテハです。母島にはあちこちにオオバナセンダングサが生育していますが、棘がある種子が衣類に付き取りにくいので人間には不人気な植物です。でも、チョウ類にはとても人気があるオオバナセンダングサでこの日はヒメアカタテハが吸蜜していました。これからアカギマダラもやってくるでしょう。母島も着々と秋の深まりをみせています。
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2021年09月14日

セロシア

IMG_7144セロシア.jpg9月に入ってからも晴れた日が続いている母島ですが、朝夕はだいぶ過ごしやすくなりました。散歩しやすい季節になったからか、散歩の途中で見かけた花について質問を受けることが時々ありますが、沖港周辺の何カ所かで個体数が急激に増えているのが画像のセロシアです。ケイトウの仲間で、原産地は熱帯アジアとのことですが、母島の気候に合っているのでしょう、どんどん増えています。ノゲイトウともよばれ、園芸品種も色々販売されているようです。
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2021年08月04日

メグロの幼鳥

ガイドの日記帳20210804メグロの幼鳥.jpg 7月末から熱低の影響などで急な雨が多い母島ですが、森・山ではメグロの親子がよく見られています。母島列島のみに生息する特別天然記念物のメグロですが、推定で10,000〜15,000羽の頭数で、一度の繁殖で3羽くらいの子を育てるそうです。子育ては雄雌が協力して行い、親鳥らしいメグロがピーピーと給餌をねだる子を連れて枝から枝へと移動していく様子はとても微笑ましく「がんばって!」と思わず声をかけたくなってしまいます。画像は親からはぐれてしまったのか、地上にたった1羽でいた幼鳥です。まだ尾羽も短くバランスが悪い感じがなおさら可愛く感じました。ノネコの捕食や交通事故や台風に負けず育って欲しいと願いました。
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2021年07月15日

乳房山開花情報

DSCN0021テリハハマボウ.jpg 7月になり暑い日が続いている母島ですが、乳房山に霧がかかる日が少なくなり、山頂からの絶景が楽しめる季節になりました。また、様々な固有植物が開花中で、特に今年はテリハハマボウの花付きがよいように思います。テリハハマボウはアオイ科の樹木で、黄色い花は同じアオイ科のオクラの花によく似ています。花の色素変化で開花後徐々に赤色系の花へと変化していく様子が面白いです。この他に乳房山で開花中の植物は、ヒメツバキ・ハハジマハナガサノキ・オガサワラボチョウジ・ハハジマノボタン・ヤロード・オオバシマムラサキ・モクタチバナ・テイカカズラなど、樹木の花が中心ですが一年で一番花が多い季節かと思います。飲み物を多めに持って乳房山登山を楽しんでください。
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2021年06月06日

栴檀は双葉より芳しいか?

IMG_0484鰹鳥島とセンダン (002).jpg 母島の森や集落を歩いていると大きなセンダンの木に出会うことがあります。土壌水分量が豊富な母島ではセンダンはかなりの大木になり、特に石門では樹高20mくらいのセンダンに出会うこともあります。ところで「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」という諺がありますが、ツアー中にセンダンに出会うとこの諺を思い出されるゲストが多く、そういえば子どもの頃に学校に大きなセンダンの木があったという話になり「センダンにはよい香りがあるのですか?」という質問をされることがあります。残念ながら実際にはセンダンの木には香りはありません。仏教の儀式等で使われる白檀(びゃくだん)がインドから中国に伝わり栴檀とも呼ばれるようになり「大成する人は幼い頃から優れている」という意味の諺に准えて明治時代頃からセンダンが日本各地の学校に植えられるようになったようです。画像は小富士山頂に自生するセンダンですが、初夏に咲く花にはほのかな香りがあり心地よい香りに癒されます。 
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