ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2020年03月17日

オカヤドカリ殻交換?

 IMG_6247オカヤドカリ殻交換.jpg昨日の南崎ハイキングの途中で見かけた光景ですが、オカヤドカリの殻交換のようです。国指定天然記念物になっているオカヤドカリは、しばしば外来種のアフリカマイマイの貝殻に入っていますが、画像の体が大きいほうのオカヤドカリの貝殻は壊れていて、近くにいた小さいほうのオカヤドカリの貝殻を奪ったようです。最初は雄雌の繁殖行動の途中かな?と思ったのですが、貝殻が壊れているので殻交換なのではと思いました。手頃な貝殻がないときにはこうして貝殻を奪うことがあるそうです。奪われたほうはいい迷惑ですね。

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2020年03月13日

ホッピングスタンプラリー

IMG_6239ホッピングスタンプラリー.jpg 東京の島々を巡る「ホッピングスタンプラリー」が2020229日から始まりました。対象になっている伊豆諸島と父島・母島などのチェックポイントに着いたら、スマホのGPSアプリ機能を利用してチェックインすると、スマホ画面でスタンプが入手できる仕組みだそうです。そして、取得したスタンプの画面を提示すると各島の缶バッジ交換場所で記念缶バッジがもらえます。母島の場合は、チェックポイントは乳房山、缶バッジ交換場所は母島観光協会です。事前にヤマスタアプリをスマホにインストールする必要がありますが、沖港船客待合所でフリーWi-Fiが使えます。母島観光の記念にいかがでしょうか。

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2020年02月21日

北港の謎のシート

IMG_6948北港防草シート.jpg 母島の島内観光の定番の[北港(きたこう)」は北部の静かな入り江です。昭和19年の強制疎開までは600名以上の人が生活していた北村がありました。そのため、北港周辺には過去に栽培していた植物が野生化していて、衣舘川付近から北港の海岸部にかけては特にシュロガヤツリというカヤツリグサの仲間が群生しています。昨日北港に行ったところ謎のシートが出現していました。最近シュロガヤツリを除去して、芽が出ないように遮光シートを掛けてあるのだそうです。昨日は北風がやや強く北港に長くいると少し肌寒かったです。ご旅行にいらっしゃる際は重ね着で調整してくださいね。
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2019年12月29日

小富士山頂から初日の出

IMG_6942小富士山頂から日の出.jpg 残すところ今年もわずか。振り返ると一番印象に残ったのが10月の大型台風の被害でした。台風21号の影響で傷んだ樹木も新芽が芽吹き徐々に回復してきているのを見ると、自然の逞しさに励まされます。そんな母島の森を歩き、小富士山頂から初日の出を見る母島観光協会主催のハイキングが元旦早朝に催されます。姪島の近くの水平線から昇る初日の出に元気をもらいましょう!日の出の時刻は6:20くらい、日の出時刻の気温は19〜20℃前後です。風が吹くと寒く、また現在の予報では雨も予想されるため、防寒着を兼ねたレインウエアを用意したほうが良さそうです。どうか晴れますように!!
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2019年11月21日

シマホルトノキとメグロ

P1060592シマホルトノキとメグロ.jpg 母島をメチャメチャにした台風21号通過からそろそろ1ヶ月が経とうとしています。台風直後には母島の森・山ではたくさんの倒木が発生して、どの遊歩道も通行止めになりましたが、東京都レンジャーや地元の建設業者の皆さまのお陰でほぼ全てのルートが開通しました。台風後2週間くらいから強い潮風の影響で木々の落葉が目立ちましたが、1ヵ月を待たずに木々も芽吹いてきて、自然の力強さを感じる一方で、石門では見ごたえがあるウドノキの大木をはじめ、シマホルトノキやアカテツ等が根元から倒れてしまい、再生が難しいものもありとても残念に思っています。画像はシマホルトノキの実を食べるメグロです。メグロは森林ではガやクモなどを食べていることが多いのですが、一時的にそれらが減ってしまっているのか、シマホルトノキの実を樹上採食していました。アカガシラカラスバトは台風後どこに行っているのか限られた場所でしか見かけません。台風後の母島の森林の変化を注意深く見守っていく必要を感じています。

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2019年10月19日

船木山の滝

DSCN0137船木山の滝.jpg 台風19号後、日本各地から被災の状況が報道されていて心が痛みます。台風19号は母島から450q以上離れて通りましたが、それでもかなりの風雨でした。台風後は母島の森が長時間吹いた潮風で傷み、木々の葉が茶色くなって徐々に落葉してきました。台風後各所のルートチェックに歩いていますが、いつもは水流がない「船木山の滝」がみごとな滝になっていました。この周辺は年間通して気温が低く、戦前はこのあたりで白菜を作ったところよく作物ができたそうです。現在では近くにコーヒーが何株か育っていて、シマホルトノキやオガサワラリュウビンタイ等が自生して湿性高木林の雰囲気を醸しだしています。近くにはベンチがあり、ゆっくり休憩していると滝つぼを利用する鳥を観察することもできました。

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2019年10月10日

ゴールデンシャワー

DSCN0045ゴールデンシャワーの花.jpg
 母島の北進線の蝙蝠谷付近には、ゴールデンシャワー(ナンバンサイカチ)が開花中で、車で通るたびチラ見していますが、黄色い花は見る人の気持ちを明るくしてくれる気がします。花をよく見ると、花色が薄い黄色から濃い黄色へとグラデーションがかかっていて、天然記念物のオガサワラクマバチが蜜を求めてよくやって来ています。低い位置にも花が咲いているので、オガサワラクマバチの写真も撮りやすいですよ。また、ゴールデンシャワーの木の下には昨年咲いたあとにできた沢山の実が落ちていますが、とても長く堅い鞘なので私は肩たたきに使っています。鞘の中には大きな種子が入っていますが、小笠原では特に利用はしていません。ゴールデンシャワーはタイの国花だとか。日本では沖縄や奄美などの南の地方にも生育しているそうです。
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2019年09月21日

ハマゴウ

P1060516ハマゴウ雄さん海岸.jpg 母島の海岸付近を歩いていると、砂地などに這うようにして生育しているハマゴウを見かけます。日本では本州・四国・九州・沖縄等に分布し、漢字では浜拷や浜香と表記されますが、これはハマゴウが持つ清涼感がある香りに由来するようです。葉を手で軽く握りしめるとオレガノによく似た香りがします。果実には薬効があり乾燥させて漢方薬に配合されるそうですが、茎や葉をいぶして蚊よけに使う地方や、枕に入れて安眠効果を利用する地方など、日本各地で利用しているようです。小笠原でも戦前は何かに利用されていたのでは?と想像しています。ガイドツアーでは、ハマゴウの葉に触れて爽やかな香りを楽しんで頂いています。
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