ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2015年04月06日

清見ヶ岡鍾乳洞

IMG_8514鍾乳洞内部.jpg 最近の母島の晴れた日は、夏のように暑くなりました。そんなときにヒンヤリと涼しいのが清見ヶ岡鍾乳洞です。母島の集落の「清見寺」の裏手にあり、徒歩で行かれるので隙間時間を利用して行くゲストも多く、人気がある場所です。鍾乳洞は、石灰岩地帯にできる洞窟ですが、鍾乳洞の近くにある月ヶ岡神社の境内周辺には、石灰岩が雨水中の成分によって溶食されて出来る、独特ななカルスト地形がみられます。清見ヶ岡鍾乳洞自体は、とても小さな鍾乳洞なのですが、月ヶ岡神社周辺のカルスト地形と合わせて見学されると見ごたえがあると思いますので、是非行ってみてください。見学に行かれる前には、母島観光協会窓口にお立ち寄りください。
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2015年03月24日

御幸之浜展望台

150324umeno.jpg 3月中旬から急に暖かくなり、毎日半袖で過ごしています。日差しも強くなり、晴れの日には透明度が高い海の色が、一層と冴え美しいです。画像は、母島の御幸之浜展望台からの景色です。周囲の海域は、世界自然遺産の海域登録地になっていて、サンゴ礁が広く分布しています。大潮の時期の干潮時には、造礁サンゴが海面から顔をのぞかせて、独特な景観になります。また、この季節には内地では珍しいサイザルアサ(リュウゼツラン科)の花も咲き、鳥たちが花の蜜を求めて集まってきます。ザトウクジラのウォッチングにもいい場所ですが、いつ行っても人が少ない母島の穴場です。
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2015年03月01日

コウラナメクジ

RIMG1553コウラナメクジのアップ.jpg 母島で人気者の陸産貝類(カタツムリ)で、オガサワラオカモノアラガイという小さな殻を背負った天然記念物のカタツムリがいます。このカタツムリは、湿度が高い母島の雲霧林に生息するカタツムリなので、乾燥から身を守る必要が少ないため殻が小さくなったのではといわれています。それによく似ているのが画像のコウラナメクジです。ナメクジは、カタツムリから殻を失う方向へ進化した生き物だそうですが、コウラナメクジをよく見ると薄く細長い殻が、体内に埋もれるように乗っているのが分ると思います。今朝、自宅近くでパッと見ただけでも数匹いたので、一番殻がはっきりしている個体の写真を撮りましたが、身近なところにも面白い形の生き物がいるとつくずく感じました。
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2015年02月25日

ハカラメの花、その後

150225umeno.jpg 2月になり、山の斜面が一層色づいてきました。特に岩場はまるで紅葉のように赤色が鮮やかです。その正体は、やはりセイロンベンケイ(島名:ハカラメ)でした。母島の沖港から南北にのびる都道沿いの岩場も、画像のようにハカラメが群生してみごとに開花中です。赤色の正体は、花ばかりではなく葉っぱも赤くなっているからなのですね。集落の近くでは、小剣山(しょうけんさん)の岩場にもちょっとした群落があります。小剣山頂までは、およそ20分の行程で登れます。約110m程の山頂からは、集落や乳房山の稜線、周辺の無人島の島々を望めます。ハカラメの花を観察しがてら、小剣山の散策はいかがでしょうか?
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2015年02月20日

山の植物開花状況

150220umeno.jpg 母島の山々にも春を感じさせる植物の開花がみられるようになりました。画像はシマウツボという、ハマウツボ科の寄生植物です。落ち葉の下から出てきたばかりの頃は、黄色いフキノトウのような形をしていますが、しばらくすると海の生き物「ハナヒゲウツボ」によく似た形状の花を付けます。しかし、シマウツボの名前は弓矢の「矢」を入れる「靭(うつぼ)」が由来なのだそうです。この他、山ではシャリンバイ、ハザクラキブシ、セイロンベンケイ、ヒメツバキ、テリハハマボウ等の開花がみられます。また、色々な植物が実を付けているシーズンなので、実の面白い形状を観察しながら山歩きするのもお薦めです。
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2015年01月26日

ハカラメの花

150126umeno.jpg 母島のあちらこちらで「ハカラメ(セイロンベンケイ)」の花が咲き始めました。ハカラメは葉から芽がでるので、小笠原ではこの島名がポピュラーですが、「トウロウソウ」「チョウチングサ」とも呼ばれます。また他地域では「子持ちの葉」「子宝草」「マザーリーフ」と呼ばれたりしています。多肉植物なので葉に水分が多く、壁にピンで刺しておくと沢山の芽がでて楽しめます。花も釣鐘型の見応えがある花が咲きますが、お土産にハカラメを持ち帰ったかたから「花が咲かない。」というご相談を受けることも多いです。画像は私の実家のハカラメですが、冬場は室内に入れて暖かくするといいようです。高さが150cmほどになり、蕾が沢山付いていました。花期が長いので、少し暖かい季節になったら外に出すと花色が濃い赤になると母が言っていました。皆さんも試してみてください。
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2015年01月13日

渡り鳥

IMG_1112マガン.jpg
 母島もめっきり冬らしくなり、北東からの冷たい風が吹く毎日です。内地も昨年末から大寒波で大雪のニュースがありましたが、そんな寒さが厳しい年には母島に飛来する渡り鳥が多くなります。先月末ですが、夕日を見に行こうと思い、脇浜なぎさ公園を歩いていたらマガンと思われる大きな鳥2羽に出会いました。手持ちの図鑑をみると生息環境は湖や池、湿地、水田などとのことで、母島にはそうした環境はとても少なく、まして水田は皆無なので主に落穂を採食する鳥には飛来先としては厳しい環境だと思いました。10年以上前だったと思いますが、母島にコハクチョウが数羽で飛来した年があったことを思い出しました。コハクチョウの餌になるような水草やイネ科の地下茎もほとんどないので、衰弱していく様子が哀れでした。この季節に渡り鳥を見るたび、元気で飛び立ってくれることを願わずにはいられません。
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2014年12月31日

母島のルート近況

141231umeno.jpg 暖かい小笠原で年末年始を迎えるゲストのご来島で、母島の森・山も賑わっています。人気の乳房山ルートでは、母島の固有種のワダンノキの他、ムニンシュスランやムニンアオガンピ等の固有種が開花中です。風が当たりにくく陽だまりになっている場所は、ハハジマメグロやハシナガウグイスのたまり場のようになっていて、可愛らしい姿を観察することができます。乳房山の東ルートの下りが雨後のぬかるみで滑りやすい箇所があるので、お気を付けてください。また、南崎ルートは、先日の雨の影響で大きな水たまりが何箇所かできています。明日の初日の出登山はお天気に恵まれ、美しい日の出がみられることを願っています。画像は今朝の小富士からの日の出前の風景です。少々雲がありましたが、この後で綺麗な日の出が見られましたよ!
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2014年12月28日

人の営み

141228umeno.jpg ガイドの仕事の他に、調査等で普段はあまり歩かない場所に行く機会があります。この画像もそんな森の中で見かけた、おそらく戦前に使われていた「かまど」です。
 母島には加工しやすい石で「ロース石」とよばれる石があり、このかまどもロース石で作られていました。かまどの角は丁寧に面取りがしてあり、破損した箇所もなくとても状態が良いかまどでした。周辺は、防風から建物を守り日陰を作るために植えたと言われる「ガジュマル」の木々に覆われており、栽培していたのであろう「クジャクヤシ」や「ティーリーフ(センネンボク)」などが多数育っていました。そうした場所に出くわすたびに、小笠原に入植してきた先人の暮らしを想像します。
 こうしたロース石製品は、母島の郷土資料館のロース記念館で見ることができます。その他にも開拓の歴史を知ることができる資料が沢山あるので見学してみてください。
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2014年12月04日

ピタンガ

141204umeno.jpg 母島には亜熱帯特有の珍しい果物が色々ありますが「ピタンガ」もそうした果物のひとつです。フトモモ科の低木で、親指大の実がなり、赤くなって熟すと食べごろです。果皮が柔らかいので、出荷等には向いていないためか島内でしか食べられません。私は初めてこの実を見たとき、てっきり「アセロラ」だと思ってしまいました。少し未熟な実だったようで、口にしたら少し松脂臭く、初めて食べたときの印象は決していいものではありませんでした。ところが何度か食べているうちに独特な松脂臭が好きになり、今では好きな果物のひとつです。「沢山食べると毛が抜ける。」という人もいますが、私は今のところ大丈夫です。実の形が小さなカボチャにも似ているため「カボチャアデク(アデクもフトモモ科の樹木)」の和名もあるそうです。
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2014年11月11日

ソーセージノキ

PB110019ソーセージノキ.jpg 台風20号の前後、停滞前線が母島の近くにあるためか、雨が多い日々が続いています。せっかくのご旅行なのにがっかりされたゲストも多いのではと思いますが、海や山に行かれない日は集落の珍しい植物を見ながらお散歩はいかがでしょうか?画像は「ソーセージノキ」というユニークな形の実をつける植物で、沖港から坂道を登って5分くらいの村営テニスコートの近くにあります。樹高7mくらいのノウゼンカズラ科の樹木で、 アフリカなどの熱帯に自生する植物だそうです。大きな実は約30pの長さで、直径も10p程あり、どちらかというと「巨大なキウイフルーツ」のようにもみえます。ソーセージノキは薬用植物として様々に利用されるとのことで、下剤としても使うなので珍しい実ですが食べないほうが良さそうですね。花や実は観賞用として人気があり、アフリカではコウモリ媒花だということです。
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2014年10月09日

乳房山の開花状況

IMG_0910ワダンノキ.jpg 9月末から台風の発生が続き、気が抜けない日々です。前回の台風17号では風が強かったものの、乳房山では倒木などの大きな被害もなくほっとしました。ですが、登山道は潮風に弱いアカギの落葉で滑りやすい箇所もあるので、どうぞお気を付けてください。乳房山のこれからの季節は母島列島の固有種の「ワダンノキ」の花が見頃になります。現在は、山頂から下山途中の東ルートの尾根筋で開花が始まっていて、私が見たところによると雄木が先に開花しているようです。ワダンノキはキク科ですが、コルク状に木質化した樹肌の木本類で、1m〜5m程の樹高になる植物です。その他、ムニンアオガンピ、テリハハマボウ、ムニンシュスラン、シマザクラ、ハハジマノボタン(少数)、ナンバンギセル(少数)等が開花中です。また、ハハジマハナガサノキやタコヅルはユニークな形の実を付けています。ゆっくり観察しながら登山をお楽しみください。
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2014年09月21日

オガサワラゼミのシーズン

140921umeno.jpg 少し前から母島でもオガサワラゼミの鳴き声が聞こえるようになりました。このセミの声を聞くと「秋だなぁ。」と毎年感じます。早い年だと5月頃に一瞬だけセミの声を聞くこともありますが、それは本当に稀なことで、所謂「蝉しぐれ」のような状態になるのは9月以降です。以前、シマホルトノキに鳴かないオガサワラゼミ(雌)が、木の片面だけで30匹もついていたのを見たことがありますが、今年はそんな光景に出合えるかどうか、今からワクワクします。私が母島に住むようになった18年前には、クリスマスにまだオガサワラゼミが鳴いていて心から驚いたのですが、セミの発生と発生の終わりは、その年によってかなり変動もありそうです。オガサワラゼミは天然記念物なので昆虫採集はご法度ですが、出会えたらよく観察してみてください。
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2014年09月05日

乳房山9月の開花状況

IMG_6958登山道からの風景 ハチマキ.jpg 台風もなく、お天気が良い日が続いています。乳房山は標高463mの山ですが、標高が高くなると涼しい風が吹き、9月現在は様々な固有植物が開花中なので、花を楽しみながらの登山ができます。特に花が多いのが、山頂からの下山ルート(東尾根ルート)です。今日も、通称:ハチマキと呼ばれる付近では、シマザクラやムニンセンニンソウが満開で、タコヅルはユニークな形の実を付けていました。母島の集落の様子も一望でき景色もいいので、このハチマキ付近は写真撮影にもぴったりのポイントです。この他に乳房山ルートで開花中の植物は、ムニンヒメツバキ、テリハハマボウ、オガサワラボチョウジ、アデクモドキ、ハハジマノボタン、テリハボク、チトセラン等です。汗をかくシーズンですので、飲み物は少し多めに持って登山してください。
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2014年08月17日

モンステラの花

P8170050モンステラの花.jpg 少しミズバショウにも似たこの花、なんの花お分りになりますか?ハワイアン柄でおなじみのモンステラの花なんです。モンステラは、サトイモ科の植物で、ミズバショウも同じ科なので花がよく似ていますね。モンステラの花の近くにある、トウモロコシの皮をむいたような形のものがモンステラの実なのですが、実は食用になります。食べるのにはちょっと勇気がいる形をしていますが、うろこ状の表皮がポロポロと剥けるようになったら食べられます。味はパイナップルとバナナをミックスしたような珍しいお味です。時々、母島農協売店で1本800円前後で販売していますので、旅の思い出に召し上がってみて下さい。
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2014年08月05日

まるでグミのような・・・。

RIMG0726オガサワライラガの幼虫.JPG 「これ、何ですか?」ゲストと森を歩いていて、彼女が指差す先にあったのが、まるで「グミ」のような涼しげな色合いのこの物体でした。あとで小笠原の昆虫に詳しいOさんに伺ったところ「オガサワライラガの幼虫ではないでしょうか。」とのことでした。なるほど、Oさんのブログに載っている写真とそっくりです。翡翠のような色でしかも透明間があり、その日のゲスト2名と私はその美しさにすっかり魅了されたのですが、まさか蛾の幼虫だったとは…。人間の身勝手さで、ついオガサワラチズモンアオシャクのような綺麗な緑色の成虫を想像していたのですが、成虫になるとオガサワライラガは地味な茶色っぽい色合いの蛾です。蛾って面白いかも…また私の中で新しい世界の扉が開こうとしているのを感じています。
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2014年08月02日

ドラゴンフルーツ

140802umeno.jpg 母島の「フルーツロード」を早朝に歩いていたら、こんな花が咲いていました。月下美人(ゲッカビジン)に良く似たドラゴンフルーツの花です。最近開花したのか、周囲には少ししおれた花も多数残っていて、毎日順番に開花していたのかも知れないと思いました。ドラゴンフルーツの実は、母島の農協でも販売されているので、赤色の拳大の実をときどき見かけます。果肉は赤いものと白いものがあり、赤色のほうが甘みが強いようです。水分が豊富でさっぱりとした爽やかな味わいなので、喉をうるおすのに最高の果物です。栄養価も高くポリフェノールやカロチン、カルシウム、鉄、ビタミンB1・B2、ビタミンCが豊富だということです。お店で見かけたらトライしてみてくださいね。
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2014年07月11日

乳房山の開花状況

RIMG0365乳房山のハハジマノボタン.jpg すっきりとした晴れの日が続き、乳房山がはっきり見える毎日です。乳房山ルートは今、固有植物の開花シーズンで、様々な花を楽しむことができます。一番見頃なのがハハジマノボタンで、西ルートの山頂の少し手前や、東ルートの海を見下ろす木道付近や、ベンチと休憩舎がある通称「ノボタン休憩所」では花付きもよく、青空をバックにいい写真が撮れること間違いなしです。その他、ムニンヒメツバキ、タコヅル、オオバシマムラサキ、ムニンネズミモチ、テリハハマボウ、シマクマタケラン、アデクモドキ、ハハジマハナガサノキ等の固有種の花が咲いています。夏場の山歩きは思いのほか汗をかきます。飲み物を多めに用意して、ゆっくり山歩きを楽しんでください。
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2014年06月22日

ハハジマノボタン

RIMG0009ハハジマノボタン.jpg 母島は6月20日に梅雨明けしたようで、朝夕は濃い霧が立ち込めるものの、夏らしい空模様となってきました。昨日は、石門方面へゲストをご案内したところ、堺ヶ岳周辺でハハジマノボタンが綺麗に咲いていました。堺ヶ岳周辺のハハジマノボタンは、平成9年と平成19年に林野庁の事業で植栽した株ですが、雲霧林の中で成長し大きな株になりました。乳房山でもハハジマノボタンが咲き始めたようで、これから乳房山ではハハジマノボタンが見頃を迎えるシーズンです。ハハジマノボタンは画像のような淡いピンク色の5弁花ですが、父島のムニンノボタンは白い4弁花です。また、ノボタン独特の葉の葉脈ですが、父島のムニンノボタンの葉脈は3本、母島のハハジマノボタンの葉脈は5本です。通常、ハハジマノボタンの花弁は5弁ですが、時々4弁のハハジマノボタンを見かけることがあります。今度4弁のハハジマノボタンを見かけたときには、葉脈が何本かも確かめてみようと思います。
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2014年06月15日

乳房山6月の開花状況

140615umeno2.jpg 霧が多いこの頃の母島ですが、乳房山では固有植物の花が続々と開花中です。まず、一番目立つのが登山道や森一面に落ちたムニンヒメツバキ。母島全島に分布するこの樹木は、乳房山では15mほどの高木になります。乳房山の尾根道から山の斜面を見下ろすとあちこちで開花中なのがわかります。また、ムニンネズミモチ、テイカカズラ、ヒメマサキ、ヤロード、コヤブニッケイ、オオバシロテツ、オオバシマムラサキ、オガサワラクチナシ、イモラン等も開花中です。例年では6月頃に一輪くらいは開花が見られるハハジマノボタンは、まだ小さな蕾ですが来月頃には花が楽しめると思います。この他、霧で十分な湿度があるためか、乳房山は面白い形のキノコも多いです。色々と観察しながら、のんびり登山されることをお勧めします。
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