ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2022年11月17日

ガイドの日記帳 乳房山開花情報

20221117P1200871ハハジマカナガサノキ.jpg母島の秋も深まり、森山歩きに最適な季節になりました。乳房山の登山道では、テリハハマボウ・ムニンシュスラン・テイカカズラなどが開花中で、足元を見るとテリハボクやタコノキ、ヤロード、シマホルトノキの実などが落ちています。ときおり風が吹くとふっと漂ってくる甘い香りにオガサワラグミが開花しているのを感じ、もうすぐ母島の冬がやってきて乳房山からザトウクジラがみられることが楽しみです。画像は固有植物のハハジマハナガサノキの実です。土偶の顔のような面白い形をしていいますね!この植物の仲間は熱帯地域に80種類もあるそうです。蔓性植物で他の樹木にからみついて実が付いていますので探してみてください。
posted by 梅野ひろみ | ガイドの日記帖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする