ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2017年12月21日

オガサワラグミ

RIMG2278オガサワラグミ.jpg先日母島に来島されたかたから「ははじま丸を降りた瞬間に甘い花の香りがしたんですが、何の花ですか?」と質問されました。クロツグというヤシ科の植物はキンモクセイのような甘い香りがしますが初夏頃の花ですし、甘い花の香りについてはすぐに答えられませんでした。その会話から少したってから山を歩いていて、森全体に甘い香りが充満しているのに気づきました。その正体はオガサワラグミでした。例年では1月頃が花の時期と記憶していましたが、今年は少し早く開花したようです。葉の裏が銀色の蔓性の植物で、クリスマス頃にはこの蔓を使ってリースを編む人もいます。実は3月頃には赤く色づき、食用になります。メグロなどもこの実が好きで、実を啄んでいるのをよく見かけます。今日は乳房山を一周してきましたが、今年は花付きがよく乳房山全体に甘い香りが漂っていました。今年は実も豊作なことでしょう。
posted by 梅野ひろみ | ガイドの日記帖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする