
母島の沖港から近い「鮫ヶ崎遊歩道」では、モモタマナの花が開花中です。桃の種を思わせるような実の形からは想像できないような、小さな金平糖のようなクリーム色の小花を付けます。早朝に散歩がてら鮫ヶ崎遊歩道を歩くと、パラパラとまるで雨が降っているかのようにモモタマナの花が上から落ちてきます。外国では「シーアーモンド」ともよばれるこの植物ですが、小笠原では割と少ない落葉樹のひとつで、大きな葉が赤くなって遊歩道に落ちる頃は赤い絨毯を敷き詰めたようになります。秋のお彼岸頃から鮫ヶ崎展望台から夕日が見えるようになりますので、お勧めの散歩道です。