ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2018年08月14日

ワダンノキ

IMG_2631ワダンノキ.jpg 台風の影響で翻弄される8月ですが、森・山の植物は季節を敏感に感じ取っているようです。曇りの日が多く例年よりやや涼しい乳房山では秋に開花する植物が少し早めに咲きだしました。ワダンノキはキク科の固有植物で、母島列島の雲霧林に生育する低木の樹木です。雌雄異株(しゆういしゅ)の植物で、雄株と雌株に性分化しています。海洋島では強い子孫を残すために自家受粉(同じ個体の中で受粉すること)を避け、他家受粉(違う個体と受粉すること)により遺伝子の多様性を持たせるために性分化した植物が多いということです。画像はワダンノキの雄株の花ですが、いつでも送粉可能なように先に雄株の花が咲くようです。このあと雌株の花が咲きだします。
posted by 梅野ひろみ | ガイドの日記帖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする