ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2017年08月01日

台風後の鳥の巣

DSCN7082鳥の巣.jpg 台風5号が通過し、樹木の枝折れや倒木が多かった母島ですが、森・山ではたくさんの鳥の巣が落ちていました。オガサワラビロウの幹の繊維を使って、カップ型の巣を作るのはメジロだそうです。メジロは、樹木の枝先にぶらさかるような吊り巣を作るため、台風の強風で枝が強く揺すぶられると巣が落ちてしまうようです。一方で、固有種のメグロは、樹木の幹と枝が叉になった部分にやや深さがある固定した巣を作るため、台風の強風でも巣が落ちにくいようです。さすが固有種!揺れにくい場所に巣を作るなんて気候に適した生き残り作戦のひとつではないでしょうか。メグロの巣材もオガサワラビロウの繊維を多く使っていて、地面に落ちた巣はパッと見た感じではよく似ていますが、巣の大きさ・形状などでよく見ると違いがあります。また、巣材が豊富に手に入るため、落ちなかった巣も再利用はしないことが多いそうです。
posted by 梅野ひろみ | ガイドの日記帖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする