ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2017年04月05日

ロース石

IMG_0078ロース石切り場とロース石.jpg 今朝、乳房山に行くときに「ロース記念館」の前を通ったところ、石切り場周辺がすっきりと刈り払ってあるのに気づきました。以前はポトスやワニグチモダマに被われていたロース石の石切り場ですが、ロース記念館の建物とロース石製品と共に東京都の文化財に指定されています。ロースというのは人の名で、母島の初期開拓者のフレデリック・ロルフスが日本に帰化したあとに名乗った名前だということです。ロース石とは、母島の標高が低いところに多くみられる凝灰岩で、火山灰や砂礫が堆積してできた岩石です。加工しやすい石で、ヨーロッパなどの古い駅舎などにも凝灰岩がよく使われていますが、ロースさんはこの加工しやすい石の使い方を母島に広めたそうで、そのため母島ではこの凝灰岩のことを「ロース石」とよんでいます。ロース記念館内にも、様々に加工されたロース石の製品があるので見学してみてください。
posted by 梅野ひろみ | ガイドの日記帖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする