ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2016年09月17日

仙人状態

RIMG7842ムニンセンニンソウ.jpg 先日は中秋の名月で、オガサワラススキを活けお月見をした島民のかたも多かったかと思いますが、母島の山ではこの植物も見頃です。ムニンセンニンソウという小笠原諸島の固有植物ですが、乳房山や都道北進線では花がまだ沢山あり、堺ヶ岳付近では種がついています。蔓性の多年草ですが「寿命が長いから仙人草なのですか?」と質問を受けたことがありますが、まるで仙人のヒゲのような白い毛がある痩果(そうか)をつけるためそのような命名になったようです。今はちょうどいい「仙人状態」になっているものもあり、白銀色の毛が美しいのでじっくり観察してみてください。
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2016年09月02日

オオノウタケ

DSCN3788オオノウダケ.jpg 8月中は台風の来襲が多く、森歩きもやむなく中止の日が多かったのですが、そのおかげか森はしっとりと潤い、キノコが多く発生しています。母島は固有植物の宝庫ですが、地味なものが多いためか、ガイドが熱心に解説してもツアー中のウケは微妙なところです。その一方で形のユニークさで惹きつけられるのでしょうか、キノコは毎回のツアーで人気者です。画像はオウノウタケ。名前のようにちょっと脳に似た形のホコリタケ科のキノコです。成熟すると頂部が破れやすくなり、ホコリタケと同じようにボアッと埃のような胞子を飛ばします。注意してみると、南崎遊歩道や大沢遊歩道等の歩道上でみつけることができます。他にもホウキタケやソウメンタケ等の面白い形のキノコが発生しています。
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