
2〜3日前のことですが、夏のように日差しが強くあまりにも海がきれいだったので、久々に石次郎海岸に行ってみました。石次郎海岸は、現在は白い砂浜の小さな海岸ですが、お年寄りの話では戦前は玉石が転がる海岸で、白い砂浜になったのはチリ津波の影響ではないか、ということです。チリ津波(1960年)当時、小笠原諸島はアメリカの統治下にあり、父島には人が住んでいましたが、母島は父島から漁業のため人が来る以外は無人だったため、実際の当時を知る人はほとんどありません。いつもと変わらず美しい海岸をひと回りし、ふと岩場に目をやると、私の身長(160p)くらいの高さの所に、白いサンゴが数個ほど岩にはまっていました。サンゴがほぼ同じ高さのところにはまっているので、不思議な気持ちでサンゴを手に取り考えたところ、思い当たるのは3月11日の地震後の津波のことでした。小笠原諸島では1.8mの津波が観測されたということですが、もしかしたらその時に打ちあがったサンゴかも知れません。母島では今回の津波による大きな被害はありませんでしたが、私たちが気付かないところに津波の爪あとがまだたくさん残っているのではないでしょうか。