ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2020年09月16日

海に架かる虹

DSCN0102海に架かる虹.jpg まるで夏の始まりのように最近よくスコールがある母島ですが、今日は石門からの帰り道で大きな虹が!空が急に暗くなり涼しい風が吹き始め「来るぞ、来るぞ!!」と思っていたところ案の定の土砂降りに。見ている間にどんどん色が濃くなっていく虹は本当に綺麗でした。虹の根元には宝物が眠っているというけれど、海に架かる虹の根元には何が埋まっているのでしょうね。
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2020年09月10日

オガサワラゼミ

オガサワラゼミ.jpg 9月に入り朝夜は少し涼しく感じる日が多くなりましたが、母島にはこの季節を感じさせてくれる昆虫がいます。それはオガサワラゼミという天然記念物のセミです。今年のオガサワラゼミは8月末くらいから桑ノ木山で鳴き声を聞くようになりましたが、9月に入ると母島北部を中心に沖港付近の集落でも鳴き声が聞かれるようになり、秋が訪れたことを感じさせてくれます。グリーンアノールの増加で個体数が少なくなったと言われていますが、1980年代以前は母島の神社のお祭りのときなど祭り提灯の中にたくさんのオガサワラゼミが入ったそうです。羽化する時間帯が夜なので明るい提灯に集まってしまったのでしょうか。オガサワラゼミはツクツクボウシの仲間ですが鳴き声はあまり似ていません。鳴き声の最後のフレーズがしゃっくりをしているようで微笑ましく感じます。
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2020年08月11日

ムニンセンニンソウ

IMG_6385ムニンセンニンソウ.jpg 7月末頃から夏の青空が曇って見える母島ですが、西之島の噴煙の影響か?と仕事仲間と話題にしています。いつもは父島まで見渡せる母島第二位の標高の堺ヶ岳からも、母島から一番近い無人島の向島が薄ぼんやりとかすんで見えていました。そんな堺ヶ岳で今見頃を迎えているのがムニンセンニンソウです。キンポウゲ科の固有種でクレマチスの仲間ですが、花弁のようにみえるのは萼片です。これから北進線沿いでも見頃を迎えます。
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2020年06月26日

アコウザンショウ

 DSCN0013アコウザンショウ.jpg母島は例年よりも少し早く雨季が終わり、本格的な夏の始まりを感じています。母島の森では昨年の10月の台風21号後の影響を受けてか、なんと1月にヒメツバキが満開になりましたが、再び6月にも見事に開花し私たちの目を楽しませてくれています。そんな森歩きで気を付けて欲しいのがこの「アコウザンショウ」です。ミカン科の固有植物で近縁種として本州にはカラスザンショウがありますが、アコウザンショウの幼木には葉柄や茎に浅い棘があり、棘で皮膚を傷つけるとかぶれたり水疱ができることがあります。観光自粛期間には私は森林保全の仕事をしていましたが、今年はこの植物が多くずいぶんやられました。石門や乳房山に多い植物なので、長袖や手袋着用で気を付けてくださいね。

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2020年04月28日

メグロの巣作り

DSCN0010蛹のマユをほぐすメグロ.jpg 母島はそろそろ雨季に入るようで、今週から雨マークの予報が多くなりました。季節は春から初夏に向かい、鳥たちは繁殖期の真っ最中です。まだ暗いうちからイソヒヨドリの雄が張り切って鳴き始め、鰹鳥島には多くのカツオドリが営巣のため飛来しています。母島の固有種の鳥「メグロ」も、先日は蛾の繭を一生懸命にほぐしていて、蛹を食べるためなのかと観察していたところ、巣材としてほぐした繭を運んでいきました。メグロの巣材はオガサワラビロウの幹の繊維やスゲなど細長い枯葉を使ってあることが多く、時には他の鳥が作った巣を壊して巣材を運んでいるチャッカリさんもいます。
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2020年03月17日

オカヤドカリ殻交換?

 IMG_6247オカヤドカリ殻交換.jpg昨日の南崎ハイキングの途中で見かけた光景ですが、オカヤドカリの殻交換のようです。国指定天然記念物になっているオカヤドカリは、しばしば外来種のアフリカマイマイの貝殻に入っていますが、画像の体が大きいほうのオカヤドカリの貝殻は壊れていて、近くにいた小さいほうのオカヤドカリの貝殻を奪ったようです。最初は雄雌の繁殖行動の途中かな?と思ったのですが、貝殻が壊れているので殻交換なのではと思いました。手頃な貝殻がないときにはこうして貝殻を奪うことがあるそうです。奪われたほうはいい迷惑ですね。

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2020年03月13日

ホッピングスタンプラリー

IMG_6239ホッピングスタンプラリー.jpg 東京の島々を巡る「ホッピングスタンプラリー」が2020229日から始まりました。対象になっている伊豆諸島と父島・母島などのチェックポイントに着いたら、スマホのGPSアプリ機能を利用してチェックインすると、スマホ画面でスタンプが入手できる仕組みだそうです。そして、取得したスタンプの画面を提示すると各島の缶バッジ交換場所で記念缶バッジがもらえます。母島の場合は、チェックポイントは乳房山、缶バッジ交換場所は母島観光協会です。事前にヤマスタアプリをスマホにインストールする必要がありますが、沖港船客待合所でフリーWi-Fiが使えます。母島観光の記念にいかがでしょうか。

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2020年02月21日

北港の謎のシート

IMG_6948北港防草シート.jpg 母島の島内観光の定番の[北港(きたこう)」は北部の静かな入り江です。昭和19年の強制疎開までは600名以上の人が生活していた北村がありました。そのため、北港周辺には過去に栽培していた植物が野生化していて、衣舘川付近から北港の海岸部にかけては特にシュロガヤツリというカヤツリグサの仲間が群生しています。昨日北港に行ったところ謎のシートが出現していました。最近シュロガヤツリを除去して、芽が出ないように遮光シートを掛けてあるのだそうです。昨日は北風がやや強く北港に長くいると少し肌寒かったです。ご旅行にいらっしゃる際は重ね着で調整してくださいね。
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