ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2021年12月22日

冬至

P1140562.jpg 母島も北西の風の日が多くなり冬を感じる毎日ですが今朝7:00の屋外の気温は18℃、長く母島に住んでいると18℃でも寒く感じてしまいます。今日は冬至で昼間が最も短い日ですが、母島の日出は6:17頃・日没は16:43頃です。明日から少しずつ昼間の時間帯が長くなるのが嬉しいですね。日本には冬至の日にはカボチャを食べたり
柚子湯に入るなどの風習がありますが、柚子が手に入らなかったので、シークワーサーとバスクリンの小笠原レモンの香りでお風呂に入ろうと思います。今年は母島のシークワーサーが豊作で母島農協売店でよく見かけました。シークワーサーには免疫力アップや認知症予防効果の他にも様々な効能があるそうです。黄色くなったシークワーサーは甘みがあり、温州みかんのような味で絞って生ジュースで飲んでも美味しいです。見かけたら購入してみてください。
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2021年11月28日

レッド・パウダーパフ

IMG_0593レッドパウダーパフ (002).jpg内地からの初雪の報告が続いていますが、母島もこの頃北風の日が多く冬に近づいているのを感じます。母島の山ではオガサワラグミの花が咲き始めたようで、歩いているとふと甘い花の香りを感じることがあります。晩秋の季節感を感じる母島の集落で開花中のこの赤い花はレッド・パウダーパフ(紅合歓:べにごうかん)です。化粧用のパフに似ているのでこんな名前が付いたのでしょうね。糸状の集合体は花びらではなく雄蕊が集まったもので、触るとちょっとベタベタします。花言葉は「高潔」「澄んだ心」だそうです。南進線の中ノ平橋の近くにもありますので、島内観光の車上からも探してみてください。
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2021年11月06日

台風20号後の森で

20211106シマゴショウとシマオオタニワタリ.jpg2019年の大型台風と同じような進路と勢力の予報だった台風20号ですが、通過が早かったためか被害が少なく済みホッとしました。しかしながら南崎・乳房山・石門等では堅い木が強風でねじれ折れたりした様子で、あらためて台風の猛烈な風の力に驚きました。画像は樹高10mほどの高さの枝に着生したシマオオタニワタリとシマゴショウですが、台風の強風に持ちこたえていてホッとしました。シマゴショウはコショウ科の固有植物ですが、特に母島の湿性高木林に多く見られます。ペペロミアで検索すると世界中に仲間があるのがわかります。
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2021年10月24日

硫黄島の沈没船

20211024硫黄島の沈没船 (002).jpg最近、日本各地で地震や火山活動等があることや、今年8月に福徳岡ノ場で大規模な噴火があったことなどから、先日のTV番組で硫黄島の沈没船について報道があったようです。硫黄島の隆起によって沈没船がむき出しになっているという情報のようでしたが、それはずっと以前からのことです。画像は2006年に小笠原村の硫黄島訪島事業(墓参と慰霊祭)で硫黄島を訪れた際に撮影したものですが、そのときもこのような状態でした。最近の同じアングルでの写真があれば比較できますが、急な隆起によって起こったことではないことをお伝えしておきます。
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2021年10月12日

ミラクルフルーツ

20211012ミラクルフルーツ .jpg酸っぱいものを食べる前にこの実を食べると甘くなると言われる「ミラクルフルーツ」の苗を植えたのが今から10年ほど前。今年やっと実が付き、この1ヶ月間ほど次々と収穫しています。ミラクルフルーツは熱帯原産の小低木で、アカテツ科の樹木です。コーヒー豆くらいの大きさの実が付きますが、赤くなった実を飴玉を舐めるように口の中で1〜2分間転がし、種だけ吐き出したあとに酸味があるものを食べると甘く感じられます。ミラクルフルーツの成分の「ミラクリン」による作用だということですが、酸っぱいレモンを丸ごと1個食べきってしまった知人がいます。母島農協でも時々レモンとセットで販売されていることがあるので、見かけたら是非体験してみてください。
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2021年10月08日

秋の常連さん

20211008ヒメアカタテハとオオバナセンダングサ .jpg10月になり風が強い日が続いています。こんな日が続くと母島には秋の常連さんたちがやってきます。少し早めにやって来たのがオオバンやオナガガモ等の冬の渡り鳥、そして先日見かけたのがアカタテハとヒメアカタテハです。母島にはあちこちにオオバナセンダングサが生育していますが、棘がある種子が衣類に付き取りにくいので人間には不人気な植物です。でも、チョウ類にはとても人気があるオオバナセンダングサでこの日はヒメアカタテハが吸蜜していました。これからアカギマダラもやってくるでしょう。母島も着々と秋の深まりをみせています。
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2021年09月14日

セロシア

IMG_7144セロシア.jpg9月に入ってからも晴れた日が続いている母島ですが、朝夕はだいぶ過ごしやすくなりました。散歩しやすい季節になったからか、散歩の途中で見かけた花について質問を受けることが時々ありますが、沖港周辺の何カ所かで個体数が急激に増えているのが画像のセロシアです。ケイトウの仲間で、原産地は熱帯アジアとのことですが、母島の気候に合っているのでしょう、どんどん増えています。ノゲイトウともよばれ、園芸品種も色々販売されているようです。
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2021年08月04日

メグロの幼鳥

ガイドの日記帳20210804メグロの幼鳥.jpg 7月末から熱低の影響などで急な雨が多い母島ですが、森・山ではメグロの親子がよく見られています。母島列島のみに生息する特別天然記念物のメグロですが、推定で10,000〜15,000羽の頭数で、一度の繁殖で3羽くらいの子を育てるそうです。子育ては雄雌が協力して行い、親鳥らしいメグロがピーピーと給餌をねだる子を連れて枝から枝へと移動していく様子はとても微笑ましく「がんばって!」と思わず声をかけたくなってしまいます。画像は親からはぐれてしまったのか、地上にたった1羽でいた幼鳥です。まだ尾羽も短くバランスが悪い感じがなおさら可愛く感じました。ノネコの捕食や交通事故や台風に負けず育って欲しいと願いました。
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