ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2021年09月14日

セロシア

IMG_7144セロシア.jpg9月に入ってからも晴れた日が続いている母島ですが、朝夕はだいぶ過ごしやすくなりました。散歩しやすい季節になったからか、散歩の途中で見かけた花について質問を受けることが時々ありますが、沖港周辺の何カ所かで個体数が急激に増えているのが画像のセロシアです。ケイトウの仲間で、原産地は熱帯アジアとのことですが、母島の気候に合っているのでしょう、どんどん増えています。ノゲイトウともよばれ、園芸品種も色々販売されているようです。
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2021年08月04日

メグロの幼鳥

ガイドの日記帳20210804メグロの幼鳥.jpg 7月末から熱低の影響などで急な雨が多い母島ですが、森・山ではメグロの親子がよく見られています。母島列島のみに生息する特別天然記念物のメグロですが、推定で10,000〜15,000羽の頭数で、一度の繁殖で3羽くらいの子を育てるそうです。子育ては雄雌が協力して行い、親鳥らしいメグロがピーピーと給餌をねだる子を連れて枝から枝へと移動していく様子はとても微笑ましく「がんばって!」と思わず声をかけたくなってしまいます。画像は親からはぐれてしまったのか、地上にたった1羽でいた幼鳥です。まだ尾羽も短くバランスが悪い感じがなおさら可愛く感じました。ノネコの捕食や交通事故や台風に負けず育って欲しいと願いました。
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2021年07月15日

乳房山開花情報

DSCN0021テリハハマボウ.jpg 7月になり暑い日が続いている母島ですが、乳房山に霧がかかる日が少なくなり、山頂からの絶景が楽しめる季節になりました。また、様々な固有植物が開花中で、特に今年はテリハハマボウの花付きがよいように思います。テリハハマボウはアオイ科の樹木で、黄色い花は同じアオイ科のオクラの花によく似ています。花の色素変化で開花後徐々に赤色系の花へと変化していく様子が面白いです。この他に乳房山で開花中の植物は、ヒメツバキ・ハハジマハナガサノキ・オガサワラボチョウジ・ハハジマノボタン・ヤロード・オオバシマムラサキ・モクタチバナ・テイカカズラなど、樹木の花が中心ですが一年で一番花が多い季節かと思います。飲み物を多めに持って乳房山登山を楽しんでください。
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2021年06月06日

栴檀は双葉より芳しいか?

IMG_0484鰹鳥島とセンダン (002).jpg 母島の森や集落を歩いていると大きなセンダンの木に出会うことがあります。土壌水分量が豊富な母島ではセンダンはかなりの大木になり、特に石門では樹高20mくらいのセンダンに出会うこともあります。ところで「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」という諺がありますが、ツアー中にセンダンに出会うとこの諺を思い出されるゲストが多く、そういえば子どもの頃に学校に大きなセンダンの木があったという話になり「センダンにはよい香りがあるのですか?」という質問をされることがあります。残念ながら実際にはセンダンの木には香りはありません。仏教の儀式等で使われる白檀(びゃくだん)がインドから中国に伝わり栴檀とも呼ばれるようになり「大成する人は幼い頃から優れている」という意味の諺に准えて明治時代頃からセンダンが日本各地の学校に植えられるようになったようです。画像は小富士山頂に自生するセンダンですが、初夏に咲く花にはほのかな香りがあり心地よい香りに癒されます。 
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2021年05月24日

乳房山開花状況

P1110089オガサワラクチナシ.jpg 乳房山山頂に雲霧がかかりやすい季節になりました。山頂からの景色はいまいちになりますが、この雲霧が乳房山の植物やカタツムリを育んでいると思うとありがたい気持ちになります。そんな乳房山の開花状況ですが、固有植物の樹木の開花がみられるようになりました。ムニンヒメツバキ、ムニンネズミモチ、テリハハマボウ、ヤロード、オオバシロテツ、オガサワラクチナシ等が開花中です。登山道を歩いていてふと甘い香りが漂ってきたら近くにオガサワラクチナシが咲いているかも知れません。樹高2〜4mの低木で林縁に生育する樹木です。
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2021年04月27日

オオヤマイチジク

P1090903オオヤマイチジク.jpg 母島の湿性高木林とよばれる森に自生するオオヤマイチジクは樹高8mほどに生長するクワ科の固有植物です。イチジクの仲間には珍しい4倍体のオオヤマイチジクは、画像の左側のトキワイヌビワ(イチジクの一種)の2倍体に比べても葉も実も大きく、また樹高もかなり高くなります。農業では野菜や果物等の大型化をめざして4倍体を培養する技術が知られていますが、野生下でもこのように突然変異により4倍体が生じることがあるそうです。小笠原の固有種のイチジクの仲間には、その他にオオトキワイヌビワ(2倍体)がありますが、トキワイヌビワとオオトキワイヌビワの両方に受粉するイチジクコバチにより交雑がおこり中間的なタイプがあるという報告があります。
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2021年04月07日

ミディトマト

IMG_6225トマトのマリネ.jpg 甘くて美味しい母島のトマト、皮が薄いミニトマトが人気ですが、ミディトマトの皮を湯剥きして作る「ミディトマトのマリネ」が美味しかったのでご紹介します。@沸騰したお湯にミディトマトを入れる。Aトマトの皮に亀裂ができたら冷水にとって皮を剥く。B市販の合わせ酢(かんたん酢等)にトマトを漬けて3時間〜半日おく。Cお好みでオリーブオイルや粉チーズをふって頂く。すごく簡単で作り置きもできるのでいいですよ!トマトの皮が苦手というかたにもおススメです。
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2021年03月17日

乳房山トレッキング

 母島の3月は内地の5月くらいの気候で、森・山は新緑の季節です。気温もそれほど高くないので、母島のトレッキングのおすすめの時期です。

P1090853乳房山登山口.jpg集落から徒歩で行かれる乳房山は人気のルートですが、2ヵ所の登山口があります。登山口の横に白い建物(浄水所)があるほうが東ルート入口、乳房橋を渡ったところにあるのが西ルート入口ですが、東ルート入口からは途中が通行止めのため山頂には行かれません。理由は山頂に向かう途中の尾根が崩れていて危険なためですが、ルート入口の外来種除去装置の上部にもお知らせがあります。また、西ルートから登頂した場合も、東ルートで下山することはできませんので、ご注意ください。ルートの復旧はまだ調査段階で以前のように周回できるようになるまでは時間がかかりそうです。
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