ガイドの日記帳 〜つれづれなるままに〜

小笠原諸島母島のネイチャーガイド、フィールドエスコートhilolo・梅野ひろみが母島の大自然の魅力を紹介しています。

2018年06月09日

シマクマタケラン

IMG_2036シマクマタケラン.jpg一週間くらい前から開花を楽しみにしていた「シマクマタケラン」が咲きだしました。シマクマタケランはショウガ科の固有植物で、本州等の近縁種にはアオノクマタケランがあります。葉は、集落内で見かけるゲットウにも少し似ていて、観光のかたはミョウガの葉に似ていると言われることが多いです。シマクマタケランは乳房山や石門等の登山道脇で見かけますが、昨日は花の周辺を天然記念物のオガサワラクマバチが飛んでいて、ハチも開花を待っていたのだなぁ、今年は蕾が多いのでこれから長く開花してくれるといいな、と思っていました。ところが、台風5号が小笠原方面に向かってきています。草丈が高いシマクマタケランは風にあおられると倒れやすく心配です。母島の水不足は一気に解決しそうですが、集落や畑等にも風による被害がないことを願っています。
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2018年06月05日

日の出ポイント

DSCN7018日の出.jpg昨日は早起きして東港に行ってみました。夏の時期、東港展望台からは日の出が綺麗に見えるので、もうその時期かな?と確認に行ったわけです。思った通りの角度で、水平線から昇る朝日を見ることができました。東台の先端に位置する臥牛角(がじゅうかく)のシルエットも入り、なかなかフォトジェニックな写真が撮れました。その後は北港に行って、持参したお弁当とコーヒーで朝食。北港の休憩所で涼しい朝の風に吹かれて、のんびり海を眺めなが素敵な朝食タイムが過ぎていきました。レンタルバイクかレンタカーを借りることができれば、こんな旅の思い出も素敵なのではと思います。ちなみに、今の時期の日の出は4時36分。南東の島の朝は超早いですね!

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2018年05月31日

オカヤドカリ大小

IMG_2000オカヤドカリ大小.jpg母島の森を歩いていると、最近特によく見かけるのがこの「オカヤドカリ」です。外来種のカタツムリのアフリカマイマイを宿にしていることも多いのですが、南崎遊歩道では小笠原の固有種のカタツムリの「カタマイマイ」を宿にしているものも多く、アフリカマイマイが小笠原に持ち込まれる以前には、このサイズのオカヤドカリが主流だったのだろうなぁ、と想像してしまいます。天然記念物に指定される以前には、島の子どものよき遊び相手だったようで、オカヤドカリを並べてレースさせて遊ばせたとのことです。夏は繁殖期で、海岸近くにも沢山のオカヤドカリが集まっています。

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2018年05月14日

ジャックフルーツ

DSCN6922ジャックフルーツの実.jpg  母島の静沢には「フルーツロード」という珍しい果樹が植えられた小道があります。昨日行ってみたところ、ピタンガ、モンステラ、ジャックフルーツ、パッションフルーツ、パパイヤ、バナナ等が実っていました。画像の大きな実はジャックフルーツですが、クワ科パンノキ属の常緑高木でパラミツともよばれます。亜熱帯〜熱帯地域で栽培されていて、実の内部はやや繊維質で果汁が少ない濃い黄色の果肉がつまっていて、ウズラの卵大の種子が果肉に包まれており、種子も食用になります。一度だけ農家のかたから頂いて食べたことがありますが、珍しいものを食べたという印象でした(美味しいかどうかは個人差があるので)。フルーツロードは道も整備されていて終点の高台からは景色もよいので、早朝の散歩等に行くと野鳥も多くお勧めの場所です。
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2018年04月27日

乳房山開花状況

IMG_1611ムニンネズミモチ.JPG4月中旬から乳房山に霧がかかる日が多くなり、山頂付近は木々の葉や地上のコケがしっとりと濡れ、乳房山ならではといった景色の日が続いています。山頂付近は日本でもそう多くはない雲霧林とよばれる森が広がり、その一帯に母島固有の植物が多く生育しています。そんな乳房山で現在開花中の植物は、シマギョクシンカ、ムニンネズミモチ、シロトベラ、ヤナギバモクマオ、テリハハマボウなどです。シマウツボやチトセランの花はそろそろ終わりかけで、オオバシロテツの蕾みは来月には開花しそうな様子です。霧の晴れ間から時々のぞく大崩湾(東側)の海域を見下ろすと、大きなマンタが悠々と泳ぐ姿が見られることもあります。飲み物を少し多めに持って乳房山トレッキングを楽しんでください。
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2018年03月30日

イカ釣りシーズン

IMG_1576アオリイカ.jpg 母島も20℃を上回る日が続き、晴れた日は泳ぎたくなるような海の色になりました。沖港の中にもサッパ(イワシに似た魚)やホウセキキントキ(島名アカメ)が群れで入ってきていて、季節の移ろいを感じています。そんな母島の今はイカ釣りシーズンで、お仕事に行く前や昼休み、お仕事が終わってからなど、防波堤などでアオリイカを狙う島民の姿を見かけます。アオリイカはヤリイカ科のイカで、体長40〜50p、胴体に沿ったヒレがあり、このヒレをくねらせるように泳ぐイカです。餌木(エギ)やイカバケと呼ばれる疑似餌を使って釣ります。春には大型のアオリイカが釣れることから、各自のとっておきポイントでイカを狙っています。昨日は30分間で3匹のアオリイカを釣り上げたかたがいましたが、場所は秘密です。
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2018年03月22日

モモタマナの赤い葉

IMG_2421御幸之浜遊歩道.jpgお彼岸の今日、関東では雪やみぞれのようですが、母島の今朝は蒸し暑く濃い霧に包まれていました。霧が深い春先独特の景色を見て、季節の移ろいを感じた朝でした。森では、モモタマナの赤い葉が目立つ季節で、山の斜面を見ると赤い大きな花が咲いているかのように見えます。今はちょうどモモタマナの新芽がでて、古い葉と世代交代するシーズンです。歩道一面に落葉した赤いモモタマナの葉を踏みしめて歩くと、ガサッガサッと大きな音がして、内地の秋の森を歩いているような気がします。特にモモタマナが多い鮫ヶ崎遊歩道や御幸之浜遊歩道は赤いじゅうたんを敷き詰めたようで、フォトジェニックな風景が広がっています。お散歩するのにちょうどいい距離なので、ぜひ行ってみてください。
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2018年03月12日

メグロ撮影ポイント

DSCN7492メグロ.jpg 今週は風もなく暖かい日が続くようで、 こんな日はバードウォッチング&ホエールウォッチング日和です。今の時期しか見られないザトウクジラも是非みて欲しいのですが、母島に観光にいらっしゃったら必ず見て頂きたい鳥がメグロです。世界中で母島列島にしかいない鳥で国の特別天然記念物に指定されています。集落を散策していてもよく見かけるメグロですが、動きが速く写真を撮るのが難しい鳥です。メグロは雑食性で、パパイヤのような果実や植物の蕾み、昆虫やクモやヤモリ等、食べ物のレパートリーはかなり幅広いです。写真を撮るときには採食場所や水場で時間をかけて待っていると写真を撮りやすいと思います。静沢のフルーツロードや船木山遊歩道はメグロの密度も高いのでお勧めです。
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